One minute
へぼへぼWeb開発フリーランスの生き方
情報商材・スクールビジネスの事件化/未経験・微経験フリーランスが直面する2029年問題に衝撃を受けたので。
へなちょこITエンジニアの現実
201x年後半くらいからQiitaでエンジニアスクールによる卒業課題と思しき記事や独立を煽ってスクール、エージェント、はたまたオンラインサロンへ誘導する記事って増えてきていてあっという間に年収1000万とかまだ〇〇に疲弊しているのという煽りに疲弊をおぼえてきてた(今は少し落ち着いたかなとは)
僕は実際に未経験から学校法人(大学/短大/専門)でない私塾のスクール出身の駆け出しエンジニアさんと現場でお会いしたことがないので僕が触れられるのはネット上の彼らのつぶやき(駆け出しエンジニアタグ)とかしか見れないんだけど、どれもモチベーションはすごく高くて頑張ってそうだなーっていうのと、描いている理想がキラキラしていて実態と乖離していて危ういなーというのが感想で。
もう新卒でWeb開発職に就いてから10年(その内個人事業主4年)経つけど1000万なんか稼げないし今も現場によっては休日出勤とかきついことも全然ある。
基礎的な情報工学の知識を持ってる前提で最新のスキルはキャッチしないといけないし、チームメンバー(や場合によってはクライアント)とコミュ障なりに元気にコミュニケーションを取る術を会得しないと行けない。
正直ベースでスキルでスクール出身直後の人とスキル差は違うと自覚してるけどそれでこの様だから前職を投げ捨てて1からやり直したとて..って思う。
個人事業主は大変だよという話
ここからは個人事業主になってからの話。
2020年に元の会社から独立して個人事業主になったんだけど、仕事に関してはお陰様で引き続き独立元から案件をいただいてお金をもらっている関係は続いていて、これのおかげで今生き残れているというのが8割で、
少しだけ自分からお仕事を取ってくることもしているけど現実としては独立前のご縁で生かされてるという形。
向こうの営業(先輩だった人)は「50歳まで面倒見てやるよ!」ってすごい頼もしいんだけど会社自体は弱小なので今の依存状態のリスクを感じて自分でもお仕事をもらうように案件探しやスキルの整理を自分で考えて動かないといけないし(コミュ障だから仕事の面談とかもしんどい)、
お給料として経理が諸々天引きして脳死でもらっていたものを売上として仕訳して税金を申告して報酬から毎月どれくらい税金や社会保障費を引かれるかを自分で予定立てて生きていかなきゃ行けないっていうの別の面で悩みの種になってるよ。
漠然とフリーランスになりたいって考えている人にはこういうこと言ってそれでもやりたい?って聞いてみたいよ。
ただ自分の責任で動けるから会社の事情に縛られずに自由にスキルは磨けるし、報酬減るというのを甘受できるなら休みもある程度は自由に取れる。
絶対になるなとは言わないのはこういうところが良いなって思うからだし今もそういう訳で続けられてる
(戻ろうと思ったら元の会社に頭下げて戻るという選択肢もある安心もあるけどね笑)
もし僕が未経験からSEを志すなら
もしそれでも未経験からやりたいとなったら、
(未経験フリーランスはちょっと現実的じゃないので1社は入社する前提で)
まず前職は無かったことにするんじゃなくて振り返って何が良くて何がダメで何を得たかは整理したいかもしれない(次の仕事でそれが活きると思うから)
開発会社は本当にシステム作るしかできないから前職のみんな知らない知識ってすごく宝物だと思うからそれを活かして提案してくれるとすごく新鮮だし取って良かったって感じると思うよ
その上で私塾の3ヶ月で現場に出されるようなプログラミングスクールは行かないで専門学校とか職業訓練校で基礎から勉強してどこでも良いから入社して経験をつむべきだよねとは。
その上で独立のメリットがあると感じれば独立すれば良いのではなかろうかと。
独立そのものを目的に動いたけど会社の居心地が良くて染まってしまったならそれもいいじゃないですか。